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Substackの音声版は記事ごとに1本、RSS配信は別設定

|著者: QUASA編集チーム|2 分で読めます| 3
Substackの音声版は記事ごとに1本、RSS配信は別設定

Substackは2026年9月10日、通常の記事に肉声録音や音声ファイルを付けるVoiceoverの公式手順を更新した。更新されたSubstackの案内 は、Voiceoverを1記事につき1本に限り、記事上部から移動できない現行仕様を明記している。

記事にVoiceoverを付けるだけで、外部のPodcastアプリへ自動配信されるわけではない。記事内での再生には音声の追加、外部配信にはSubstack Podcastの設定とRSSフィードの提出、さらに公開時の記事別トグルが必要になる。今回の更新は新機能の提供開始を告知したものではなく、記事向け音声の現行手順と制約を整理したヘルプ更新だ。

記事には録音または音声ファイルを1本追加できる

Substackの記事に録音または音声ファイルから1本のVoiceoverを追加し、記事上部に固定する工程

Voiceoverの追加先は通常の「Article」だ。記事の下書きを開き、編集ツールバーのヘッドホンメニューから「Voiceover」を選ぶと、端末でそのまま録音する方法と、作成済みの音声ファイルをアップロードする方法を選択できる。ブラウザーで録音する場合は、Substackへのマイク利用許可と入力機器の確認が必要になる。

録音またはアップロードを終えて「Done」を選ぶと、Voiceoverは記事上部に配置される。現在は本文中や末尾へ移動できず、同じ記事に保持できるVoiceoverも1本だけだ。既存の音声を差し替える場合は、その音声を削除してから新しい録音またはファイルを追加する。

2026年7月26日に内容を確認した独立系ガイドも、Voiceoverは記事上部に付く単一の録音音声 であり、本文中に複数配置できる「audio embed」や、編集可能な文章を作る音声入力とは別機能だと整理している。この区別により、「1記事1本」という制限は記事内のあらゆる音声ではなく、Voiceoverに適用されることが分かる。

Webとアプリは直接再生、メールはブラウザーへ移動する

SubstackのVoiceoverがWeb記事、アプリ、メールで異なる経路を通じて再生される状態

Voiceover付きの記事は、Web版の記事ページとSubstackアプリで再生できる。アプリでは購読者のReadタブから再生でき、別画面へ移ってもバックグラウンド再生が続く。ただし、端末の起動中アプリ一覧からSubstackを完全に終了すると再生も止まる。

ニュースレターとして送信した場合、メールにはVoiceoverのプレーヤーが表示されるが、音声はメール本文内だけで再生される仕組みではない。購読者がプレーヤーを選ぶと、新しいブラウザー画面で再生が始まる。つまり、同じ音声でもWeb記事とアプリでは直接再生、メールではブラウザーへの遷移という違いがある。

出版物でtext-to-speech(TTS)が利用できる場合も、記事に作者のVoiceoverが付いていればVoiceoverがTTSより優先される。肉声またはアップロード音源と自動読み上げが、同じ記事で二つの音声版として並列表示されるわけではない。

外部Podcast配信には三段階の設定が要る

SubstackのVoiceoverをPodcast設定、RSS提出、記事ごとの送出指定を経て外部アプリへ配信する工程

外部Podcastアプリへ配信するには、Voiceoverの追加とは別に三つの条件をそろえる必要がある。Podcastプレーヤー向けの公式要件 では、Substack上でPodcastを設定し、そのRSSフィードを外部プレーヤーへ提出したうえで、新しいテキスト記事の公開時に「Add voiceover to podcast RSS feed」を有効にするとされている。

  1. 出版物でSubstack Podcastを設定し、Podcast RSSフィードを用意する。
  2. 配信先となる外部PodcastサービスへRSSフィードを提出する。
  3. Voiceover付きの新しいテキスト記事を公開する際、記事別のRSS送出トグルを有効にする。

公開画面のトグルが有効になって初めて、その記事のVoiceoverがPodcastプレーヤーへ送られる。PodcastとRSSを一度設定しても、以後のすべてのVoiceoverが自動的にエピソード化されるわけではなく、外部へ出す音声を記事ごとに選ぶ設計だ。

音声だけを有料会員限定にするにはPaywallを使う

本文を無料のまま残し、Voiceoverだけを有料購読者向けにする設定も用意されている。音声を追加した後、下書きの「More」からPaywallを挿入し、本文全体を無料公開する場合はPaywallを下書きの末尾へ移す。その後、公開対象を「Paid subscribers only」にして「Send free preview」を有効にする。

この組み合わせでは、無料購読者はPaywallより前の本文を読める一方、Voiceoverは有料購読者に限定される。Paywallを本文途中に置けば、それより後の文章も有料範囲になる。「Send free preview」を無効にするとPaywall自体が削除されるため、本文無料・音声有料という分け方には両方の指定が必要だ。

本文とVoiceoverの両方を有料限定にする場合は、下書き内にPaywallを置かず、公開設定で記事全体を「Paid subscribers only」にする。RSS送出を有効にした全員向け記事は公開Podcast RSSと有料購読者用の非公開フィードに入り、有料限定記事は各購読者の固有の非公開Podcastフィードだけに送られる。

四つの再生先は一つの公開操作では完結しない

Voiceoverの聞こえ方と必要な設定は、配信先ごとに次のように分かれる。

  • Web記事:Voiceoverを追加すると、記事上部のプレーヤーから直接再生できる。
  • Substackアプリ:Readタブの記事内で再生でき、アプリを完全に終了するまではバックグラウンド再生にも対応する。
  • メール:プレーヤーを選ぶと、ブラウザーに移動して音声が再生される。
  • 外部Podcastアプリ:Podcast設定、RSS提出、記事ごとの送出トグルがそろったVoiceoverだけが対象になる。

現時点で確認できる仕様では、記事内音声とPodcast RSSへの送出は引き続き別の公開判断として扱われる。1記事1本という上限の変更や、VoiceoverをRSSへ自動追加する計画は今回の案内には示されておらず、作者は記事ごとに外部配信の有無を選ぶ必要がある。

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