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Blubrryは動画1回で音声も生成、PowerPressは対象外

|著者: QUASA編集チーム|2 分で読めます| 1
Blubrryは動画1回で音声も生成、PowerPressは対象外

Blubrry Podcastingは2026年9月2日、Blubrry Publisherで公開する番組向けに、Apple Podcasts用のHTTP Live Streaming(HLS)動画を配信する機能の提供を発表した。Blubrryの発表内容 では、1本のMP4からHLS、アップロードした元動画、MP3を用意し、一つのRSSフィードで配信できるとしている。

同日現在、利用できるのはBlubrry Publisherを使う同社のホスティング顧客だ。Podnews掲載のプレスリリース にも、機能はすでにPublisher向けに提供されている一方、WordPressプラグインのPowerPressから公開する番組には対応していないと明記されている。

一つのMP4から三つの配信形式を生成

Blubrry Publisherが一つのMP4からHLS、元動画、MP3を同じRSSエピソードに用意する工程

新機能の要点は、Apple Podcastsで動画を再生できることだけではない。PublisherへMP4を一度アップロードすると、BlubrryがApple Podcasts用のHLS動画と音声アプリ用のMP3を自動生成し、元の動画ファイルとともに同じエピソードのRSSへ収録する。

Apple PodcastsはHLS版を利用し、他のポッドキャストアプリは対応状況に応じてHLS、通常の動画ファイル、MP3のいずれかを扱う。制作者は同じ内容の音声版を別途書き出して登録したり、動画用と音声用のフィードを並行管理したりする工程を減らせる。

ただし、自動生成されるMP3は独立した音声作品ではなく、元の動画エピソードから抽出される音声版だ。映像を前提にした場面まで音声向けに再編集する機能ではないため、音声だけで内容が伝わるかどうかは制作段階で判断する必要がある。

初回設定はAPIキーの接続から始まる

Apple Podcasts ConnectのAPIキーをBlubrry Publisherの番組設定で検証する初期設定

BlubrryのHLS設定手順 によると、最初にApple Podcasts ConnectでAPIキーを生成し、ダウンロードした.pemファイルをBlubrryへアップロードして検証する。その後、Publisherで動画エピソードを作成する流れとなる。

  1. Apple Podcasts Connectの「Account」にあるAPIキー画面で新しいキーを生成し、.pemファイルを保存する。
  2. Blubrryで対象番組の「Show」「Manage」「More」へ進み、キーファイルをアップロードして検証する。
  3. 接続後、Publisherで新しいエピソードを作り、MP4をアップロードする。
  4. HLSとMP3の生成を待ってエピソードを公開し、フィードが公開状態になったことを確認する。

Blubrryの手順本文では「More」の次の項目を「Apple Key」としているが、同じページ末尾のチェックリストでは「Subscriptions」と記載しており、画面名が一致していない。実際の管理画面では、対象番組の「More」配下にあるApple用キーファイルのアップロード項目を確認する必要がある。

1080pのMP4が前提、変換時間も必要

入力動画には条件がある。Blubrryの設定資料はMP4を使用し、動画を1080pのフルHDにするよう指定しており、4Kファイルは受け付けないとしている。4Kで制作したエピソードは、アップロード前に1080p版を書き出す必要がある。

アップロード後はHLSとMP3の生成が行われるため、直ちにApple Podcastsで視聴可能になるわけではない。同資料は、処理時間として少なくともエピソード尺の50%を確保するよう案内している。60分のエピソードなら30分以上を見込む計算だが、これは完了時刻の保証ではなく、確保すべき最低限の目安である。

HLSは動画を短い区間と複数の品質に分け、通信状況に応じて再生品質を切り替える方式だ。ここでいう「一度のアップロード」は、一つのMP4を全アプリがそのまま再生するという意味ではなく、一つの入力から配信先に合う複数形式をBlubrryが準備することを指す。

PowerPressの番組には自動では追加されない

HLS動画工程を利用できるBlubrry Publisherと対象外のPowerPressの公開方式比較

今回の提供範囲を分けるのは、Blubrryとの契約の有無だけではなく、番組の公開元だ。Blubrryのホスティングを利用していても、WordPressとPowerPressからRSSやエピソードを公開している番組は、このHLS・MP3生成工程の対象に含まれない。

PowerPress利用者は従来のWordPress公開工程を継続でき、今回の発表によって直ちに変更を求められたわけではない。一方、Apple Podcasts向けHLSを使うにはPublisherから公開する必要があるため、既存番組では現在どちらのツールがRSSを生成しているかが導入可否を左右する。

Publisherへの移行方法や、既存のPowerPressフィードとの関係は今回の発表では詳しく示されていない。HLS機能だけをPowerPressへ追加する設定も案内されておらず、公開元の変更を伴う場合は、既存RSSと各配信先の接続を含めて別途確認が必要になる。

確定した提供範囲と残る不明点

確定しているのは、Blubrry Publisherを使うホスティング顧客が、1本のMP4からApple Podcasts用HLS、元動画、音声アプリ向けMP3を一つのRSSへ収録できることだ。初回にはApple Podcasts ConnectのAPIキーが必要で、入力は1080pのMP4、公開前には変換処理の待ち時間が発生する。

PowerPressへの対応時期は示されていない。また、発表と設定資料には、対象となる個別プラン名や追加料金の一覧も掲載されていない。現段階で公開資料から判断できる条件は、Blubrryのホスティング顧客であり、番組をPublisherから公開していることまでとなる。

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