StreamYardかRestreamか、3配信先の先で料金差が広がる

|著者: QUASA編集チーム|2 分で読めます| 1
StreamYardかRestreamか、3配信先の先で料金差が広がる

StreamYardの月払い料金表では、Coreは月額44.99ドルで同時配信先3カ所、Advancedは月額88.99ドルで8カ所に対応する。Restreamの月払い料金表では、Standardが19ドルで3カ所、Professionalが49ドルで5カ所、Businessが239ドルで8カ所だ。配信先数だけで選ぶなら、3カ所と5カ所ではRestream、8カ所ではStreamYardの対象プランが安い。

ただし、ブラウザーのスタジオから1080pで配信するなら、RestreamはProfessionalが必要になり、StreamYard Coreとの価格差は小さくなる。出演者の入室枠、縦横同時配信、録画の使い方もプランを変える条件だ。以下は公開された月払い料金による比較で、年払い割引や個別のキャンペーンは含めない。

3・5・8カ所で月額はどう変わるか

同じライブ番組の配信先が3カ所、5カ所、8カ所へ増える構成

比較するのは、アカウントに登録したチャンネルの総数ではなく、同じライブで有効にする配信先の数だ。例えばYouTube、Twitch、Facebookへ同時に送る番組は3カ所として数える。ゲストのチャンネルも同じ放送の送り先に加えるなら、その分まで含めて必要な枠を考える。

  • 3カ所:StreamYard Coreは月額44.99ドル、Restream Standardは19ドル。差額は25.99ドルで、配信先数だけを条件にするとRestreamが安い。
  • 5カ所:StreamYardはCoreの上限を超えてAdvancedの88.99ドルが必要になる。RestreamはProfessionalの49ドルで足り、差額は39.99ドルに広がる。
  • 8カ所:StreamYardはAdvancedの88.99ドルのまま利用できる。RestreamはBusinessの239ドルへ移るため、StreamYardが150.01ドル安い。

費用が大きく動くのは、配信先を増やした瞬間にプランの境目を越える場合だ。3カ所から5カ所への拡大では両サービスとも上位プランが必要だが、Restreamの対象プランのほうが低額にとどまる。さらに6〜8カ所へ増やすと、StreamYardはAdvancedの枠内に収まる一方、RestreamではBusinessが必要になる。

StreamYardのCoreとAdvancedは個人向けプランとして案内されている。複数の担当者が契約や番組を管理する組織では、同じ配信先数でも個人向け料金をそのまま予算に使えない場合がある。上の差額は、個人向けプランを利用できる番組についての計算だ。

1080p配信はスタジオと外部ソフトで条件が違う

ブラウザーだけで番組を制作し、1080pでライブ配信したい場合、StreamYardはCore、RestreamはProfessionalを比べることになる。この組み合わせではStreamYard Coreが月額4.01ドル安い。配信先が3カ所でも、Restream Standardの低い月額だけを見て選ぶと、必要なスタジオ画質を満たせない。

Restreamの料金表は、Studioの映像品質と、外部の配信ソフトから受け取る映像の品質を分けている。StudioはStandardで720p、Professionalから1080pだ。一方、外部ソフトから中継する映像については、元の解像度とフレームレートを維持すると案内する。OBSなどで完成した映像を作り、Restreamを複数チャンネルへの中継に使う番組なら、Studioの1080p条件をそのまま必要プランに置き換えるべきではない。視聴先で利用できる画質は、そのプラットフォーム側の条件にも左右される。

司会進行、ゲストの切り替え、画面構成までブラウザーで完結させる番組では、Studioの仕様が料金を決める。制作を外部ソフトに任せる番組では、まず同時配信先数がプラン選択の中心になる。同じ「1080p配信」でも、どこで映像を作るかによって比較対象が変わる。

出演者数は画面上の枠と入室枠を分ける

StreamYard Coreは画面上の参加者10人を掲げ、Advancedには舞台裏の参加者15人という追加枠がある。舞台裏の人数を、そのまま同時に画面へ出せる人数として数えることはできない。ゲストが入れ替わる番組なら、総出演者数より、一度に画面へ出す人数と待機する人数の組み合わせが重要になる。

Restreamの料金表は有料プランの画面上の参加者を10人と示す。一方、Restreamのゲスト案内は、有料プランでStudioに同時入室できる人数を、司会者と共同制作者を含めて9人と説明する。画面上の枠と同時入室枠は説明の対象が異なるため、司会者とゲストを合わせて10人が常時入る構成なら、料金表の数字だけで収容できるとは判断しにくい。

少人数の対談では、この人数条件だけを理由に上位プランへ移る必要はない。反対に、複数のゲストが出番を待ちながら入室する形式では、画面に出ている人数だけでは足りない。ゲスト中心の番組でStreamYardが候補になるのは、配信先の枠に加えて、画面上と舞台裏の参加者をどう使うかまで制作上の条件になるためだ。

縦横同時配信は送り先の枠も使う

同じゲスト出演番組を縦型と横型の配信先へ同時に届ける構成

横型のYouTube配信と縦型のTikTok配信を同じ番組から届ける場合、両サービスに対応機能がある。ただし必要プランは異なる。StreamYardのMARS案内によると、異なる配信先へ横型と縦型を送る機能は無料プランにもあるが、YouTubeの同一チャンネルへ両形式を同時に送る機能は有料プラン向けで、2配信先として数える。

この数え方では、YouTubeに横型と縦型を出し、別のチャンネルにも送る番組は計3配信先になる。さらに送り先を加えればCoreの枠を超え、Advancedが必要だ。有料プランでは横型と縦型の画面配置を個別に調整できるが、配信開始後に向きは変更できない。

Restreamは料金表で、Studioから横型と縦型を同時に送る機能をProfessional以上に置いている。したがって送り先が3カ所以内でも、Studioで両形式を同時制作するならStandardの月額では足りない。横型だけ、あるいは縦型だけの配信と、両形式を同時に作る番組は分けて見積もる必要がある。

録画はライブ画質と保存条件を比べる

後から番組を編集するなら、ライブ配信の画質と録画ファイルの画質は別の条件だ。StreamYard Coreはライブ配信の録画、無制限のローカル録画、50時間の恒久保存を掲げる。Advancedで追加される4Kはローカル録画の仕様であり、視聴者へ送るライブ映像の解像度を示す数字ではない。

Restream Professionalは4K録画とStudioからの1080p配信を案内している。録画の保存については、Standardが1配信につき最大6時間、ProfessionalとBusinessが最大10時間。保存期間はStandardとProfessionalが15日、Businessが30日だ。長い番組を収録するなら1本ごとの録画上限が、公開後に時間を置いて編集するなら保存期間が選択に影響する。

出演者別の素材を編集で使う番組では、最終的なライブ映像を残すだけで十分かも分かれ目になる。StreamYardのローカル録画と、Restream Professionalが掲げる個別映像のダウンロードは、完成した配信の保存とは用途が違う。必要なのがライブの記録か、編集用の素材かを決めると、4Kという表示だけに引きずられずに済む。

番組構成ごとの選択

少人数で3カ所に配信し、Studioの720pで足りるならRestream Standardの月額が低い。Studioから1080pで出すならStreamYard CoreとRestream Professionalが比較対象になり、個人向け料金ではCoreがわずかに安い。5カ所まで広げ、Restream Studioの1080pや縦横同時配信も必要なら、Professionalが配信先数と機能の両方を満たす。

8カ所へ同時配信する個人制作の番組では、StreamYard AdvancedとRestream Businessの公開月額に大きな差がある。ただし、外部ソフトで番組を制作するか、ゲストの待機やローカル録画までStudioで扱うかによって、料金以外の重みは変わる。Upstreamの比較も、ゲストを迎えるブラウザー制作にはStreamYard、外部ソフトから多数のチャンネルへ送る用途にはRestreamが合いやすいと整理している。

選択を決めるのは、番組が同時に使う送り先の最大数と、制作を行う場所だ。そこに出演者の同時入室、縦横の送り分け、編集用録画の要件を重ねれば、最安のプランでは満たせない条件と、上位プランへ移る境目がはっきりする。

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