myfansかOFUSEか、単発1000円で手取り90円差

|著者: QUASA編集チーム|2 分で読めます
myfansかOFUSEか、単発1000円で手取り90円差

2026年10月1日以降の決済で単発1000円をクリエイターの売上にそろえると、myfansの一般クリエイターは手数料25%で受取額750円、OFUSEの単発支援は手数料16%で受取額840円となり、差は90円だ。

単発支援の受取額を優先するならOFUSEが有利になる。月額支援でも一般myfansとの差は広がるが、myfansの優遇契約が適用されれば差は縮む。ここでいう受取額は売上手数料を引いたサービス内の金額で、銀行口座への入金額には別途、出金費用が関わる。

単発1000円でそろえる条件

myfansでは1000円のチップ、OFUSEでは1000円の支援付きレターまたは支援付きコメントを想定する。売上として計上される金額をそろえた比較であり、ファンが最終的に支払う総額をそろえた比較ではない。myfansの購入手数料はファン側の負担で、クリエイターの売上からは差し引かれないためだ。

  • myfans一般:売上手数料250円、サービス内の受取額750円。
  • myfans準プレミアム:売上手数料200円、受取額800円。
  • myfansプレミアム:売上手数料165円、受取額835円。
  • OFUSE単発支援:売上手数料160円、受取額840円。

一般myfansとOFUSEの差は90円だが、myfansプレミアムとOFUSEの差は5円しかない。ただし、後者はプレミアム契約を結んでいる人に限った数字だ。一般登録からそのまま適用される料率として扱うと、見込める受取額を高く見積もってしまう。

OFUSEの単発支援16%にはプラットフォーム利用料と決済手数料が含まれる。この16%に決済手数料をもう一度足す計算はしない。両サービスとも、この1000円の例では端数処理が生じないため、料率から受取額をそのまま計算できる。

月額1000円では継続支援の料率を使う

月額1000円の支援で、OFUSEの受取額870円と一般myfansの750円を比べる。

OFUSEのメンバーシップで毎月1000円の決済が発生する場合、適用されるのは単発支援の16%ではなく、継続支援の13%だ。サービス内に残る金額は1回の決済につき870円となる。単発と同じ840円で計算すると、月額支援の受取額を30円少なく見積もることになる。

myfansで月額1000円の売上が発生したと仮定すると、一般契約は750円、準プレミアムは800円、プレミアムは835円となる。OFUSEとの差は一般契約で120円、準プレミアムで70円、プレミアムで35円だ。myfansの区分別料率とOFUSEの継続支援料率を対応させれば、同じ月額でも契約によって差の大きさが変わる。

ただし、月額1000円と単発1000円は、同じ金額でも支援の形が異なる。月額では次回以降も課金が続く設定を前提とし、単発ではその都度の支援として受け取る。創作を公開したときだけ応援を募りたいのか、継続的な支援を受けたいのかによって、料率を当てはめる対象も変わる。

月3万円なら差はどこまで広がるか

条件付きの試算として、1000円の決済が1カ月に30件あり、売上が合計3万円になった場合を考える。各決済額が同じなので、1件ごとの受取額を30倍した結果と、売上総額に料率を掛けた結果は一致する。ここでは出金費用を引く前の金額を並べる。

  • myfans一般:3万円の売上から25%を引いて2万2500円。
  • myfans準プレミアム:20%を引いて2万4000円。
  • myfansプレミアム:16.5%を引いて2万5050円。
  • OFUSEで30件すべてが単発支援:16%を引いて2万5200円。
  • OFUSEで30件すべてが月額支援の課金:13%を引いて2万6100円。

単発支援を30件受けた条件では、OFUSEと一般myfansの差は2700円になる。30件すべてが月額課金なら差は3600円だ。一方、myfansプレミアムとOFUSE単発支援の差は150円に縮まる。月の売上が同じ3万円でも、OFUSEで単発と継続のどちらの決済が発生したかによって比較結果は変わる。

たとえばOFUSEで単発15件と月額課金15件を受けた条件なら、840円を15件分、870円を15件分足して2万5650円となる。単発だけの場合より450円多く、月額だけの場合より450円少ない。実際の売上が混在するなら、合計額に一律の料率を掛けるより、決済の種類ごとに分ける方が正確だ。

出金費用を引くと銀行への入金額は変わる

myfansとOFUSEで、売上手数料とは別にかかる1回の出金費用を比べる。

myfansの通常振込には申請ごとに330円かかり、OFUSEのクリエイター向け案内では出金1回につき275円とされている。これは支援1件ごとの費用ではなく、出金するたびに発生する固定費だ。少額の支援をまとめて出金する場合と、何度も出金する場合では、同じ売上でも銀行口座に残る金額が異なる。

先ほどの月3万円の売上を、通常の方法で1回だけ全額出金すると仮定する。一般myfansの単発支援なら2万2500円から330円を引いて入金額は2万2170円、OFUSEの単発支援なら2万5200円から275円を引いて2万4925円だ。サービス内では2700円だった差が、この条件の銀行入金額では2755円になる。

OFUSEで30件すべてが月額課金なら、同じく1回の出金後は2万5825円となる。myfansには通常振込とは別に、振込手数料330円に申請額の10%を加えるエクスプレス出金もあるため、早い出金を選ぶ場合は通常振込の計算を流用できない。受取額を比べる際は、売上手数料を引いた段階と、実際に出金した段階を区別したい。

優遇契約の低い料率には活動条件が伴う

myfansのプレミアム契約の案内では、原則としてmyfansのみで活動する申請者を対象とし、契約は1年間で自動更新される。併用できるプラットフォームには指定リストによる例外がある。自分や所属先などが運営する販売サイトで配信している契約者には、2026年11月13日までに配信停止か契約解約の対応が求められている。

したがって、プレミアムの16.5%は、一般の25%と同じ条件で選べる料金ではない。他の販売経路でも作品を出したい場合は、そこで得る売上や公開の自由度も含めて判断する必要がある。併用先として許されるかどうかはサービスごとの扱いなので、OFUSEとの併用も契約条件から推測だけで決められない。

準プレミアムについても、myfansの制度案内は新規契約の受付終了を明記している。既存契約者向けの区分であり、新たに登録する人が20%を選べるわけではない。同じ案内には「売上手数料の2%割引」という表記も残るが、一般料率25%から単純に差し引いた23%は区分別料率の20%と一致しない。上の試算は区分別料率の20%を採用したもので、既存契約者は自分の適用条件を基準に考える必要がある。

単発支援を中心に受ける一般クリエイターなら、同額の売上から残る金額はOFUSEが多い。myfansのプレミアム契約が活動方針に合うなら差は小さくなるため、手数料だけでなく、作品を出す場所と出金の仕方まで含めて選びたい。

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