job tagで職歴をスキル化、希望職との差まで見える

|著者: QUASA編集チーム|2 分で読めます
job tagで職歴をスキル化、希望職との差まで見える

job tagのキャリア分析の開始画面では、経験した職業を選び、「しごと能力」プロフィールの値を必要に応じて調整してから希望職を指定し、分析結果へ進む。職歴を長い文章で入力するのではなく、経験に近い職業を選択して能力の項目に置き換える流れだ。

結果では、自分の強みと、希望職に向けて習得・向上するとよい項目を確認できる。学ぶ内容を決めるには、職業名から作られたプロフィールを自分の実務に合わせ、表示された差を希望職の仕事内容と結び付けて読むことが要になる。

経験職は肩書より担当した仕事で選ぶ

最初の「経験した職業を選択」では、「職業検索」から過去に担当した仕事に近い職業を探す。社内固有の役職名や肩書にこだわると、同じ名前でも仕事内容が違う職業を選びかねない。候補が見つかったら、職業情報の「どんな仕事」を読み、自分が実際に行った作業と重なるかを確かめる。

たとえば部署名が「企画」でも、主な担当が日程調整や資料管理だった人と、市場調査や企画立案を担った人では、近い職業の選び方が異なる。これは職業名を決めるための例で、部署名から能力が自動的に決まるという意味ではない。仕事内容を基準に選べば、後で表示される差が何を出発点にしているか分かりやすくなる。

転職や異動を重ねてきた場合は、現在の肩書だけで過去の経験を代表させず、希望職との比較に関係する担当業務を振り返る。経験した職業と職業情報の仕事内容が完全に一致する必要はないが、実際には担当していない業務まで自分の経験として扱わないようにしたい。選んだ職業は能力プロフィールを作る土台になるため、この段階のずれは後の比較にも影響する。

以前作った自分のプロフィールがマイリストにある場合は、「自分の『しごと能力』プロフィールを使う」から呼び出せる。初めて使う人は職業検索から進め、画面の「選択中の職業」を確認して「次へ」を選ぶ。保存済みの職業から選ぶ入口もあるので、職業情報を先に調べてマイリストに入れている場合は検索し直さずに進められる。

プロフィール値を実務経験に合わせる

続く画面は「プロフィール値の任意設定」。選んだ職業に基づく値を、自分の経験と照らし合わせる段階だ。同じ職業に就いていても担当範囲や判断を任された度合いは異なるため、職業の値をそのまま個人の能力とみなさず、実際に行った仕事を基準に見直す。

見直す際は、在籍年数や資格の有無だけで能力を推測せず、どの作業を自分で遂行したかを思い出す。補助として一部に関わった業務と、判断を伴う一連の業務を担当した経験は、同じ職場で得たものでも中身が違う。値を上げるか下げるか迷う項目は、具体的な担当業務を説明できるかを判断材料にするとよい。

職業情報に載る仕事のうち、ほとんど経験していないものがプロフィールへ反映されていると、希望職との不足が実態より小さく見える可能性がある。一方、選んだ職業名からは伝わりにくい業務を実際に担ったなら、関連する能力が表れているか確認する。ここでの修正は見栄えを整えるためではなく、比較の出発点を自分の職歴に近づけるための作業だ。

任意設定のすべての値を細かく変更する必要はない。まず希望職と関係が深い能力を見て、職業の標準的な値と自分の実務に明らかな違いがあるところを調整する。後の結果に疑問が出た場合も、どの経験を基に値を決めたか思い出せれば、職業選択からやり直すべきか、値だけ見直すべきか判断しやすい。

希望職を選び、強みと不足を分けて読む

プロフィールを整えたら「希望職業を選択」へ進む。職業名が曖昧なら、気になる候補の「どんな仕事」を先に読み、実際に目指したい業務に近い職業を選ぶ。ここで選ぶ相手が変われば、同じ自分のプロフィールでも比較の意味が変わる。

キャリア分析の結果画面には「強みとなる素養」と「これから習得・向上するとよい素養」があり、希望職に必要なスキルや知識に関する講座を探す「訓練検索」も置かれている。まず強みの欄で、経験を生かせる能力を確認する。次に習得・向上の欄を見て、目標の職業との間に表示された差を拾う。

結果の項目名だけでは、何を学べば仕事で使えるようになるか分からないことがある。希望職の仕事内容に戻り、その能力がどの作業で必要になるのかを対応させると、表示された差を具体的な課題として扱える。たとえば条件付きの例として、一般事務員を経験した人が企画・調査事務員を希望するなら、結果に出た項目を企画・調査事務員の仕事内容と照らし、経験済みの作業と未経験の作業を分けて考える。実際に表示される項目は、選んだ職業と調整したプロフィールによって変わる。

強みとして表示された項目も、希望職でそのまま同じ水準で使えるとは限らない。経験した業務と希望職の業務で、求められる範囲や使い方が違うことがあるからだ。逆に差が表示された項目でも、職業名からは見えにくい経験を本人が持っているなら、プロフィールの値を見直す余地がある。

差を学習項目の優先順位に変える

学習計画では、習得・向上の欄に出た項目をすべて同時に追わず、希望職の中心的な業務に関わるものから選ぶ。候補ごとに「どの業務で使うか」「今はどこまでできるか」「何ができれば前進と言えるか」を短く整理する。数値の差だけでは見えない、学習内容と仕事のつながりが明確になる。

優先順位を付ける目安は、希望職で使う機会の多さ、自分の経験との差を具体的に説明できるか、練習した成果を確かめられるかだ。差が大きく見える項目でも、目指す仕事で使う場面が限られるなら、先に学ぶ理由を吟味する。差が小さくても日常的に使う基礎であれば、先に固める判断ができる。

条件付きの例として、希望職の主要業務に関わる知識が不足項目として表示され、関連する作業をまだ経験していないとする。この場合は、知識を覚えることだけを目標にせず、その作業を模した課題を最後まで行える状態を学習目標にする。一方、すでに業務で使った経験があるなら、先にプロフィールの設定が実態を反映しているか確かめる方が筋が通る。

学ぶ項目が定まったら、結果画面の「訓練検索」で職業訓練や講座の候補を探せる。講座名に分析項目と似た言葉があるだけで選ばず、扱う内容が希望職のどの業務につながるかを見る。必要な知識を学ぶ講座と、作業を実践する機会は役割が異なるため、足りないものに合わせて選びたい。

分析結果は適性や採否の判定に使わない

job tagの利用上の注意では、職業別の「しごと能力」プロフィールは、その仕事に就く人の一部への調査回答を平均値や比率にまとめたものと説明している。共通の数値項目には職業固有の重要な能力が含まれない可能性もあり、分析上の近さはその職業への適合を保証しない。結果を「向いていない」という断定や採否の判断に置き換えないことが大切だ。

比較で見つかった項目は、本人の具体的な担当業務、希望職の仕事内容、応募先が求める条件と合わせて考える。プロフィールが示すのは職業間の能力項目を比べるための手掛かりであり、学習の優先順位は目指す仕事の実際の作業に引き寄せて決める。

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